2 2 5 日目

産院のお母さん、まだ卵持ったまま。もしかしてもうかえらないとか? 実は卵が本物そっくりのダミーとか? じつは想像妊娠だったとか?

産院暮らしも長くなったが、その間エアは入れていない。水は毎日入れ替えているのでそれほど汚れてはいないが心配だ。産前の栄養補給と言うことで貝を投入。はじめは無視していたが、しばらくしたらムシャムシャ食べていた。

貝をハケーン! お、前方に貝をハケーン! こ、これはオイシそう。

もう一人のお母さんはいつ隔離しようか。次男三男はいつも通り。

 
 
2 2 6 日目

お母さんに変化無し。子どもたちはいつも通り。「いつも通り」とは…朝:次男→エサやり。三男→かき混ぜのあとエサやり。夜:朝と同じだが水足しが加わる。

やっぱり貝に限るよね 今日も貝を貪る母上様。いつになったら卵はかえるのでしょうか?
 
 
2 2 7 日目

まだお母さん変化無し。いい加減待つのも疲れた。よく考えれば毎日水換えしているのだから、あまり水質の変化を感じてはいないのかも。と言うことで、ちょっと汲み置きの水を産院へ足してみた。どうなる事やら。

子供たちは元気。いつも通りの作業。

長男さん 水槽の壁に貼り付いている先遣隊の長男。立派になって。ガラス面についたコケのようなモノを食べているご様子。優秀。
 
 
2 2 8 日目

朝見れば、お母さんが卵を放り出しているではないか! ついにこの日が…。一体何日かかったのか忘れてしまうくらい長かった。アナタは難産母さんだ。そうに決まっている。しかし昨日の水投入が効いたのかな。

おつとめを終えたお母さんは、いつも通り穴あきお玉で水槽へ帰投。残った卵入りの産院は、エアを入れ三男容器の隣へ置いておく。面倒だからまだ赤ちゃんは移動させない。

ようやくバラまいた ようやく卵をバラまいたお母さん。どお? 私の前にあるのがタマゴ。
専用機でご帰還 大仕事を終えたお母さんは、用意された専用機で水槽へご帰還。

もう一つの産院へ今度はもう一人のお母さんを隔離。今度こそすぐに生まれて欲しいものよ。そうそう、縁起を担いで今回も汲み置き水を産院へ少し注入。

出しなさいよ〜 産院へ入ったもう一人のお母さん。汲み置き水を入れたせいか分からないが、水中を暴れ回る。アンタ、こんなことしてイイと思ってるワケ? 誘拐だわ! 監禁だわ! 訴えるわ〜!
 
 
2 2 9 日目

昨日隔離したお母さん、何ともうタマゴを放り出した。なんたる早さ。久々の安産だ〜。やっぱり汲み置き水を足したのが良かったのか。

昨日のお母さんが放り出した卵を見れば、大量の赤ちゃんが浮遊している。スポイトで吸う。とにかく吸う。今日放り出された卵からかえった赤ちゃんも吸う。とにかく吸う。ずーっと吸う。ああもう今は何時だ…?

四男用の汽水PET容器に赤ちゃんは無事移動。お母さん2人分が一緒になっているので凄い数。まだかえっていない卵は各々の産院容器でグルグル。

卵をまいたお母さん 隔離後すぐに卵をまいたお母さん。ふふふ、仕事は手際よく終わらすのが本当のプロよ。
水槽へ帰還 やっぱり専用機で水槽へ帰還。
 
 
2 3 0 日目

卵がグルグルしている産院容器のエアを止め、ジッとのぞいてみる。またたくさんかえっている。そのまま吸うのは大変だ。こんな時は容器の横から強い光を当てる。赤ちゃんはヨロヨロ〜っと光のほうへ集まってくるので、そこをスポイトで一網打尽にする。

容器の横にライトを当てる 容器の横からライトを当てると赤ちゃんたちが寄ってくるのだ。ライトが強力すぎて対流が発生してしまった。
 

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