1 8 8 日目

水槽の中にいるヒゲ、何故か底石を掘る。理由は不明。産院のお母さんはまだ卵持ち。3兄弟とも水を一部換え。あとはいつも通り。

何? 何だか分からないもの登場! 水槽の中をフワフワと漂う。大きさは上下が2cmくらい。浮かばれない霊魂が何かを訴えかったのかも知れない。写真を撮影した数秒後、グッピーに食われた。
 
 
1 8 9 日目

母さんやったよ! ついに卵をバラまいた。すぐに汽水を用意。水は汲み置いて1週間以上たっている水道水と水槽の水を半々にしたもの。今までいつもそうだったから。

ずいぶん産院暮らしが長かったので、すぐに穴あきお玉で退院。シャバの空気はうまかろうて。残った卵はそのまま水槽のヘリにかけておいた。念のため産院に新鮮な(?)水槽の水をたくさん足しておいた。

さあ還るわよ 穴あきお玉でご帰還のお母さん。もう無理しないでくださいよ。
 
 
1 9 0 日目

昨日放り出された卵、何度見ても赤ちゃんが生まれていない。なんで? シャイだから?

長男たちの中には1cm程度になった子たちも出てきている。もうそろそろ両親のいる水槽に戻る日も近い。そもそもこのエビたちには水槽の掃除、特に大発生しているコケを食べて欲しいと思っている。何しろコケは取っても取ってもいつの間にか増える、無尽蔵の資源だ。

でも長男たち今日まで食べてきたのは「グッピーのエサ」。これはヤバイ。そこで今日はいつものエサに加え、水槽のコケ(というか藻? アオミドロとかそれ系?)を入れてみることにする。急に水質が変わって恐ろしい結果になるのも嫌なので、ほんの少々を放り投げてみた。

コケにとりつく長男 早速興味を示した長男。このあと4〜5匹が寄ってきた。

ビビるのかと思いきや、予想に反してすぐに貼りいてきた。食べるかは分からないが、そのままライトを消した。

 
 
1 9 1 日目

あー! 産院の中にあった卵が無い! どーして? あわててよく見れば、産院が大きく傾いて一部が水槽の水の中に没していた。その部分から水が循環し、卵は全て産院の外へ…。ショック。お母さんご免なさい。あなたの卵たちは他の命の糧になってしまいました。

気を取り直して長男の容器を見る。昨日あげたコケが無い。全部食べてしまったようだ。これは良いことだ。調子に乗って昨日より少し多めにあげる。たまには野菜も摂らないとね。

次男たちは底やエアストーンに貼り付いている子が多くなった。過半数が着底した状態といって良さそう。今日から少しずつ淡水を足すことにした。

 
 
1 9 2 日目

長男たちがアトラクションを巡ってケンカするようになった。何にもないところにポツンとある隠れ家の人気は高い。そこでアトラクションを増やすことにした。ただ例のゴムチューブをまたハサミでいくつか切る。水の中へ入れる。10秒で終わり。

昨日もおとといも、長男は実験と称して入れたコケをペロリと食べてしまった。これを見て「行ける」と判断し、今日は結構大きなコケをドバッと入れてみた。

長男たちも慣れたもので、大きな物体が水面に浮いているのにもかかわらず、次から次へと寄ってきては思い思いの場所に貼り付く。ついには長男たちの重さでゆっくりと底へ沈んでいく。

沈んだコケに集まる 底へ沈んだコケに集まる長男たち。知らない人が見たらちょっとコワイこの光景も、コケに困っている人には“一筋の光明”に見える。
アップ ルーペで見たところ。自分より大きなゴハンを相手に至福の瞬間。

もちろん満足しつつライトを消した。

 

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