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エサやりと水足しをした。グッピー水槽には底のほうをウロウロする魚が、掃除屋さんとして入っている。名前は調べたがすぐ忘れたので“ヒゲ”と呼んでいる。先日熱帯魚屋へ行った際、そのヒゲ用にエサを買ってきた。カタく平べったいエサで、底に沈んだところをヒゲが長い時間かけてたべるらしい。

新たなるエサ これがそのエサ。ちなみにヒゲにこのエサが良いのかどうか、本当のところは全く知らない。

そのエサをエビ兄に入れてみた。それなりに人気はあったようだが、いつものフレークエサのほうが好きみたい。まあたまには違うものも食べないと、ということで。ところで卵を持っていたお母さんはどこへ行った?

 
 
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兄たちにあげたヒゲ用エサはまだ残っていた。でも小さくなっているので食べた感じ。これからもたまにあげようか。今日も特に変わったことは無し。また少し弟が減ったような気もするが…

ところで兄の汽水容器につきだしたコケのような茶色いもの、どうやら彼らが食している様子。もうしばらく見守ることにする。

久びさお母さん 見失っていたお母さんを発見。お腹の卵は順調のご様子。いつ産院へ行きましょうか?
 
 
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いつもと同じ作業(詳細略)。今日はまた特に冷え込む(少し雪が降った)。先日頼んだ顕微鏡がもう来た。嬉しい。でも配便で届いた袋が妙に軽い。大丈夫か。開けてみると、小さい箱から小さい顕微鏡が。オモチャみたい。プレパラートとか入っていて、何だか懐かしい気分になる。

早速のぞくが、真っ暗で何も見えない。ライトがあるが、スイッチを入れても点灯しない。…電池が入っていなかった。あ、電池は何と別売りだ〜。もう夜なので、今日はここで諦めることにする。一体どんなものが見られるのか。早く見たい!

顕微鏡到着 ちっちゃくてオモチャみたい。インターネットで4,500円(税別)。倍率は60〜100倍(と書いてある)。その実力はいかに? 大きさが分かるように、横にハイライトの箱を置けば良かったかも。
 
 
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急に体調がが悪くなった(人間が)。なので何もせず。顕微鏡も延期。

 
 
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体調悪し。エサやり、かき混ぜ、日記のみ。

 
 
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体調は少し回復。エサやり、かき混ぜ、日記のみ。

 
 
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体調はだいぶ良くなった。でも結局エサやり&かき混ぜのみ。顕微鏡…

 
 
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顕微鏡用のリチウムイオン電池(640円)を入手。ようやく見ることが出来る! 箱に入っているプレパラートを出す。なんか保護材で厳重にガードされている。取り出すと既に何かが貼り付いている。赤い小さいもの。横にシールが貼ってありこう書いてある。「松の茎」。…よく分からないがサービスか? 

せっかく付いていたので、プレパラートはそのまま使わないことにした。その代わり、スーパーで買った「刺身盛り合わせ」トレイの上ブタが透明なプラスチックだったので、ハサミで切り、使い捨てのプレパラートに。はやる心を抑え、弟の汽水PET容器にスポイトを突っ込む。最初に目に付いた赤ちゃんを吸い、プラ版へ載せる。余分な水分はそっティッシュで吸い取り、顕微鏡下へセット。

小競り合い 赤ちゃんをプレパラート代わりのプラ版へセット。ちなみにこれはいつも使っているルーペで見たところ。実際肉眼でもこれくらいにしか見えない。

ライトのスイッチオン。今度はちゃんとライトがついた。白色ライトだ。おもむろにのぞく。何も見えません。場所が悪いの? 少しずつプラ版を動かすと、何かがぼんやり見えた。ここで初めて気づく。そうそう、ピント合わせみたいな部分を調節しないといけないんだっけ。ピントが合うように調節すると…おお、これはスゴい!

1〜2mmしか無い赤ちゃんが、とんでも無く大きくなっている。エビとは少し違うその形。大きな目がある。小さい脚みたいなものも見える。そしてシッポ。「弱い怪獣みたいだ!」と興奮。体は完全に透明ではなく、うっすら色が見える。ヒゲや脚は絶えず振動している。あまり長い間水から出すとかわいそうなので、デジカメで撮影開始。うう、難しい…。

顕微鏡で見た赤ちゃん ファーストインプレッション。まるで怪獣か宇宙人。倍率は約60倍。デジカメを接眼レンズにくっつけて撮影するのだが、ちょっとでもずれると暗くなったり一部が欠けたり。非常に難しかった。

プレパラートを移動させると、顕微鏡内の像は逆に動く。そういえば理科の時間に習ったような…忘れていた。移動に苦労しつつも頭からシッポまでひととおり見た。次はライト環境を変えてみる。顕微鏡のライトではなく別の電球で横から照らしてみた。

赤ちゃん 調節のしかたによって、ピントの合う奥行きが変わる。透明なので、体の中まで見えてしまう。
赤ちゃん ライト環境変更。色々な光を当てられてさぞ怖がっていることだろう。
怪獣 倍率を上げる。見た目は大きくなるが、その分だけ像は暗くまた不鮮明になる。

なかなかデジカメで良い画像が撮れず苦労する。赤ちゃんは苦しいのかたまにピクピク動く。かわいそうなのでこの辺で終わりにする。プラ版プレパラートごと元の容器の水に浸すと、あっという間に逃げていった。

 

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