2 5 日目

朝9時。昨日の時点でお母さんはまだお腹に卵を抱えていたが、今朝でほとんど全部をばらまいたようだ。産院の水は全て別容器(もう1つの産院)へ移し、お母さんは久しぶりに水槽へと戻っていった。別容器に移した卵はそのままほったらかしにしておいた(エアも無し)。

午後9時30分。朝放っておいた産院をのぞくと、大量にかえっている。はっきり言ってスポイトでどうこうできる量じゃない。200? 300? もっと多い? 全然わからない。昨日と全く同じ理由で、更に汽水PET容器の追加決定。そして同じ手順で作業した。もうこの辺になると水温も濃度もかなり適当だ。ついに汽水PET容器は4つ目、産院は全て閉院。

産院の底 お母さんを水槽に戻した後の産院。卵が散らばっている。このままエアもかけず放っておいたら、たくさんかえっていた。

改めて見比べると、初めの頃から設置してある2つの汽水PET容器の赤ちゃんたちは、やっぱり1回り大きい。相変わらず水流に乗ってゆっくり回っている。底にいくらかエサの食べ残しとかえらなかった卵が落ちているが、水が濁る兆しもない。数もそれほど減ったようには感じられない。

 
 
2 6 日目

特にエサはやらず、夜中に水のかき回し。いきなりライトをつけて、ルーペで観察してみたりする。エビにとってはいい迷惑だ。じーっと見ると、ちゃんとひれのようなものを小刻みに動かしている様子や、シッポの先が2つにわれているのが分かる。

ルーペで見た赤ちゃんスケッチ ルーペでのぞいた赤ちゃんをスケッチ。2つあるのは2人で描いたわけではなく、上から見たもの(左)と横から見た(右)もの。サイズは2〜3mm? みんなシッポを上に向けている。
 
 
2 7 日目

赤ちゃんにエサやり。ついでに水をかき混ぜ。荒海の発育状態が最も早いようだ。動きも勝手気ままな感じ。それに比べヒーター入りの本命は、何となく数が減ってきたような気がする。気温が冷えてきたにもかかわらず一定の水温を保っているのに、どうして減っているのか。むー。

 
 
2 8 日目

今日は特に冷える。雨のせいか日中でも室温が21度しかない。夜は何度になるのだろう。久々に水換え。4つの汽水PET容器全てを1/4ずつ入れ替えた。やっぱり本命の数が減っている。

ルーペで見た赤ちゃん 今回はデジカメのレンズに無理やりルーペをかぶせて撮影してみた。赤ちゃん、見えます? これは荒海の赤ちゃん。
   
 
2 9 日目

今日も水換え。更に本命の数が減っている。どうして? 荒海は順調だし、後発の2つもいい感じなのに。水を換える際、捨てる水に混じった赤ちゃんを、スポイトで救出するのだが、今回はその作業が終わった水を捨てずに取っておいてみた。ところでエアを送るチューブが4分岐ともなると、各々の強さ調節が微妙で難しい。

汽水PET容器の近況 4つ並ぶ汽水PET容器群。夜に見ると、ヒーターが入りチューブが這い回るその姿が蛍光灯に照らし出される。ポコポコというエアの音と相まって、まるで怪しい実験装置だ。
 

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